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バイク免許初心者必見!自分に合ったバイク免許の選び方と取得方法

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バイクの免許区分はいくつあるかご存知ですか?「原付」「小型原付普通二輪」「普通二輪」「大型二輪」に加え、AT車限定の「AT小型限定普通二輪」「AT普通二輪」「AT大型二輪」と、実は全部で7種類もあります。これらの区分で排気量や運転可能なバイクの車種、取得可能な年齢などが変わってきます。この記事では、バイクの免許を取得したい方向けに、詳しいバイク免許の区分や取得にかかる時間や方法などについて解説していきます。

バイク免許の区分

まずバイクを運転するのに必要な二輪車免許は、普通二輪免許、大型二輪免許、小型限定普通二輪免許、原付免許の大きく4つに分けられます。 そして、普通二輪免許、小型限定普通二輪免許、大型二輪免許にはそれぞれ、AT限定の免許があるので、それを合わせると全部で、7種類となります。 では、それぞれの免許について詳しく見ていきましょう。

普通二輪免許

二輪免許で最もポピュラーなのが普通二輪免許です。一般的にバイクは排気量400㏄までの中型クラスのものと、400㏄以上の大型クラスの二つに分けられます。

普通二輪免許は、排気量400㏄クラスまでを運転できる免許となります。小型二輪免許は125ccまでですが400ccまでとなるとネイキッドやフルカウル、レーシング、アメリカンなど運転できる車種の幅が一気に広がります。 二人乗り、高速道路の走行が可能で、高速道路を二人乗りすることもできます。ただ、高速道路での二人乗りは免許取得から3年以上経っていて、運転者が20歳以上でないといけません。

大型二輪免許を取る場合でも、まず最初に普通二輪免許を取ってから、大型免許にステップアップするというのがよくある流れになっています。 AT限定普通二輪免許はMT免許と排気量に違いはありませんが、小型二輪のMT車には乗ることができないため、乗れる車種はクラッチの無いスクーターのみとなります。そのためビッグスクーターに乗りたいという方が、AT限定普通二輪免許を取ることが多いです。 MT、AT限定ともに50㏄以下の全てのバイクに乗ることができます。

取得可能年齢:16歳以上
排気量:400㏄まで
二人乗り:可
高速道路:可

運転できる代表的なMTバイク:ホンダCB400 SB、ホンダCB400 SF、ホンダCBR400R、ホンダ400X、ヤマハSR400、カワサキNinja400、カワサキZ400など

運転できる代表的なATバイク:ホンダFORZA、ホンダPCX150、ヤマハMAJESTY S、ヤマハNMAX155、ヤマハTRICITY 155など

小型限定普通二輪免許

原付2種とも呼ばれる小型限定普通二輪免許は、排気量125㏄以下の全てのバイクに乗ることができます。二段階右折の義務もありません。

125㏄までといっても、この区分の車種はとても多くのものが販売されているので、十分幅広い選択肢からバイクを選ぶことができます。 また、普通自動車免許を保有している場合、教習所で免許取得までにかかる日数もMTで最短3日、AT限定で最短2日ととても短く済むこと、税金や保険制度から経済的にも優れていることなどから人気の免許となります。

高速道路を走ることができないので、通勤、通学といった街乗りの為にバイクを運転したい方が主に取得する免許となります。AT限定では、排気量125㏄以下のAT車と50㏄以下の全てのバイクが運転可能です。現在販売されている小型二輪車両は主にAT車なので、あえてAT限定にして短期で簡単に取得してしまう方もいます。人気の車両である、ホンダ・スーパーカブC125やホンダ・スーパーカブ110などは、4速のギアが付いていますが、クラッチレバーの操作が必要ない自動遠心式クラッチの為、AT限定免許でも運転することが可能になっています。

取得可能年齢:16歳以上
排気量:125㏄まで
二人乗り:可
高速道路:不可

運転できる代表的なMTバイク:ホンダGROM、ホンダCB125R、ホンダMonkey125、スズキGSX-S125 ABS、カワサキZ125 PROなど

運転できる代表的なATバイク:ホンダSUPER CUB C125、ホンダSUPER CUB110/PRO、ホンダCROSS CUB110、ホンダDio110、ホンダBENLY110/PRO、ヤマハAXIS Z、スズキADDRESS110 、スズキADDRESS125など

大型二輪免許

大型二輪免許はMT、AT限定ともに排気量の制限がなくすべてのバイクを運転することができます。

これまでは、AT限定の場合は排気量650㏄までとなっていましたが、2019年12月1日に施行された道路交通法の改正により、ATバイクの排気量制限が撤廃されました。大型二輪は、これまでの免許と違って18歳以上ではないと取得できません。また、大型のバイクは扱うのがとても難しく筋力も必要になります。そのため、最初から大型二輪免許を取るという方はとても少なく、まずは普通二輪免許を取得してから、ステップアップとして取得するという流れが一般的になります。

大型二輪免許をとれば、全てのライダーおあこがれであるハーレーをはじめとした、海外の大型バイクを運転することができます。バイク好きの方は、是非とりたい免許ですね。

取得可能年齢:18歳以上
排気量:制限なし
二人乗り:可
高速道路:可

運転できる代表的なMTバイク:ホンダCBR1000RR、ホンダCB1300、ヤマハBOLT、ヤマハXJR1300、カワサキZRX1200DAEG、ハーレーダビッドソンSTREET 750、ハーレーダビッドソンIRON 883、ハーレーダビッドソンFORTY EIGHTなど

運転できる代表的なATバイク:ホンダ・VFR1200F、ホンダ・NC700、ヤマハFJR1300AS、ホンダシルバーウイング、スズキスカイウェイブ650、ヤマハTMAX、アプリリア SRV850、アプリリア MANA850GTなど

原付免許

原付は価格がお手頃で気軽に乗ることができ、配達業などの仕事にも使えるという事から、幅広い世代に人気の免許です。

普通自動車免許を取得していると、原付に乗ることができます。筆記試験の時間が30分と短いことからも簡単に取れる免許だと思われがちですが、50点満点中45点以上が合格ラインとなっていて、合格ラインは9割となかなか高い基準になっていますので、試験を受ける際にはしっかりとした準備が必要です。

実技テストはなく、筆記試験に合格した後、講習を受けおわると免許取得となります。右折時に2段階右折が義務付けられています。また法定速度は30kmという制限もあります。

取得可能年齢:16歳以上
排気量:50cc
二人乗り:不可
高速道路:不可

運転できる代表的な原付バイク:ホンダCROSS CUB50、ホンダGIORNO、ホンダSUPER CUB50/PRO、ホンダDunk、ホンダBENLY/PRO、ヤマハVINO、スズキLet’s、スズキ Let’sバスケット、スズキADDRESS V50、アプリリアRS4 50 SBK、ベスパプリマベーラ50など

バイク免許の取得期間と費用

バイク免許の取得方法は普通自動車免許と同様に、合宿免許、通学免許、一発試験の3種類にわけられます。
まず一発試験ですが、これはとても難易度の高い取得方法で、初めてバイクに乗るという方では合格するのは難しいでしょう。少なくとも一回の受験で取得できるということはほとんどなく、何回も受験することになってしまう方が多いです。現実的には教習所に通った方が手っ取り早く取得できるのであまりオススメはできません。
また、免許取得までの日数に違いはありますが、合宿免許でも通学免許でも必要とされる教習の時間に違いはありません。 しかし、合宿免許であれば、教習スケジュールが効率的に行われるため、免許取得までの期間が短く、費用も安くなります。最もポピュラーなMTの普通二輪免許でいうと最短9日〜で卒業できるのでとてもオススメです。
また、バイク免許の取得についてとても重要なのが、普通自動車免許を持っている場合と持っていない場合で、期間、費用ともに変わってくるという事です。
これは、普通自動車免許を持っていると、教習の一部が免除になるためです。 例えば普通二輪免許の場合、所持免許なし、もしくは原付免許のみ所持の場合は学科教習が26時限、技能教習は19時限となります。 一方で、普通自動車免許を持っている場合には、学科教習は1時限、技能教習は17時限となります。
逆に二輪免許を持っている方がこれから普通自動車免許を取得するという際にも教習の一部は免除となりますので、どちらかの免許を持っていて、これからもう一方を取ろうという場合はこのことを是非覚えておいてください。

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バイク免許の期間、教習時間まとめ

免許を何も所有していない場合、もしくは原付免許のみ所有している場合の、バイク免許取得までの各区分における教習時間数をまとめました。

普通二輪免許
MT:学科教習26時限、技能教習19時限、計45時限
AT:学科教習26時限、技能教習15時限、計41時限

小型限定普通二輪免許
MT:学科教習26時限、技能教習12時限、計38時限
AT:学科教習26時限、技能教習9時限、計35時限

大型二輪免許
MT:学科教習26時限、技能教習36時限、計62時限
AT:学科教習26時限、技能教習29時限、計55時限

原付免許は技能教習がありません。
学科試験と適性試験が行われ、それに合格すると3時間の乗り方講習を行い、すぐに免許取得という流れです。要するに、原付免許は1日で取ることができます。

限定解除について

バイク免許の限定解除は、AT限定をMTに解除する場合と、小型限定普通二輪免許から普通二輪免許といったように排気量を増やす場合の2つに大きく分かれます。

AT限定小型限定普通二輪免許からの限定解除
MT小型限定普通二輪免許 4時限
AT限定普通二輪免許 5時限
MT普通二輪免許 8時限

MT小型限定普通二輪免許からの限定解除
AT限定普通二輪免許 3時限
MT普通二輪免許 5時限

AT限定普通二輪免許からの限定解除
MT普通二輪免許 5時限

AT限定大型二輪免許からの限定解除
大型二輪免許 8時限

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