合宿免許で普通自動車免許を取得するまでの流れを徹底解説!
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合宿免許は最短2週間~で運転免許が取得できますが、入校から学科、技能教習を経て各試験までどのようなスケジュールで進んで行くか気になりますよね。この記事では、合宿免許での免許取得を検討中の方、これから免許取得を目指す方向けに入校前~卒業までの流れや免許取得までの道のりを解説します。スケジュールを事前に知っておくと合宿免許生活もスムーズに、そして充実して過ごせるかもしれません。ぜひ参考にしてみてください。
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- ※合宿免許の期間は、普通車ATで最短14日間(13泊14日)、普通車MTで最短16日間(15泊16日)となっています。
- ここからは、普通車ATの最短14日間とMTの最短16日間を例に合宿免許のおおまかな流れに付いて解説いたします。
ステップ1・教習所に行くまで流れ
まずは、教習所に向かうまでの流れです。 合宿免許の申し込み時には、教習所から集合場所と集合時間を指定されるので、そこへ向かいます。遅刻してしまって入校できないというトラブルが起こらないよう、時間には余裕を持って出発してください。もし、交通機関に遅れが生じてしまったら、必ず教習所に連絡するようにしてください。
合宿免許で必要になる持ち物もしっかり準備しましょう。特に入校の手続きで必要になる、本人確認書類や住民票、印鑑、運転免許証(運転免許証を所持されている場合)などは、必ずチェックしてください。外国籍の方は、在留カードまたは特別永住者証明書が加えて必要になります。入校条件の視力に満たない人は、眼鏡・コンタクトを忘れてしまうと入校できない恐れがあるので、注意してください。その他、着替えや文房具など必要になる物もちゃんと持ったかチェックしましょう。
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家から教習所までの交通手段とルートは、基本的に自由になっていますが、各教習所が参考ルートを出しているので、それを利用するのがいいと思います。この際の交通費は、卒業時に帰りの交通費と一緒に支給されますので、行きの分は一度立替になります。支給額は参考ルートを利用した時の額になり、別のルートを使用した場合の差額は自己負担になります。また、交通チケット郵送の場合もあります。
ステップ2・合宿免許初日の流れ
合宿免許の初日は、教習所入校の手続き、オリエンテーション、適正検査、先行学科(学科1)、技能教習とやることが多く結構忙しいです。初日の流れをしっかり抑えてスムーズに合宿生活をスタートさせましょう。
初日の流れ1:教習所入校の手続き・オリエンテーション
合教習所に到着したら、まず入校にあたっての手続きを済ませます。入学申込書など必要書類の記入、住民票の提出などです。次に、技能教習、学科教習がどのように行われるか、教習のスケジュールについての説明、宿泊施設での規則や注意事項、食事についてなどについての説明をするオリエンテーションが行われます。すぐメモが取れるように準備しておくのがいいです。
初日の流れ2:適性検査
入校日初日には、自動車を運転するにあたって支障がないかをチェックするための適性検査があります。適性検査の内容は、視力、色彩判別能力、聴力、運動能力の測定と、運転適性検査(適性診断)になります。覚えておいてほしいのは、この適性検査が基準値に満たない場合は、入校ができない恐れもあるという事です。ただ、眼鏡・コンタクト、補聴器の使用が認められているので、心配な人はあらかじめ検査をしてこれらを準備しておくようにしてください。
視力検査
入校日初日には、自動車を運転するにあたって支障がないかをチェックするための適性検査があります。適性検査の内容は、視力、色彩判別能力、聴力、運動能力の測定と、運転適性検査(適性診断)になります。覚えておいてほしいのは、この適性検査が基準値に満たない場合は、入校ができない恐れもあるという事です。ただ、眼鏡・コンタクト、補聴器の使用が認められているので、心配な人はあらかじめ検査をしてこれらを準備しておくようにしてください。
普通免許・普通二輪・大型二輪
両眼0.7以上、片眼0.3以上(眼鏡、コンタクト、レーシック手術による視力矯正可)※片眼の視力が0.3に満たない、もしくは見えない場合は、もう一方の目の視野が左右150度以上あり、視力が0.7以上あれば大丈夫です。
大型・中型・準中型・けん引・二種免許
両眼0.8以上、片眼0.5以上(眼鏡、コンタクト、レーシック手術による視力矯正可)深視力が、三棹(さんかん)法の奥行知覚検査器により2.5メートルの距離で3回検査し、その平均誤差が2センチメートル以下であること。
原付免許、小型特殊免許
両眼0.5以上(眼鏡、コンタクト、レーシック手術による視力矯正可)※片眼が見えない場合は、もう一方の目の視野が左右150度以上あり、視力が0.5以上あれば大丈夫です。
色彩判別能力検査
入信号機の赤、青、黄色を識別することができること。
聴力検査
日常会話の聴き取りができること、10メートルの距離で90デシベルの警音器の音が聞こえること(第一種免許の場合は補聴器使用可)
※この基準を満たさなかった場合は、特定後写鏡を取り付けること聴覚障害者標識を表示することを条件に、準中型免許、普通免許、準中型仮免許、普通仮免許であれば取得することができます。
運動能力検査
自動車の運転に支障を及ぼす身体障がいがないこと。
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運転適性検査(適性診断)
運転適性検査は、状況判断能力や性格など検査して、教習が始まる前にその教習生の特徴を知っておくためのものです。この結果、不合格で入校できないという事はないので、自分の適性を正しく知るためにも素直に解答するようにしてください。検査の方式には、警察庁方式K型、OD式安全性テストの2種類からどちらかひとつが採用されます。
警察庁方式K型
TとA~Kまでの項目があります。A~Dは運転に主に関わる能力で10段階評価です。E~Jは性格についての項目で5段階評価です。KはE~Jの合計点で25段階評価、Tは全ての項目から判断した総合評価になります。
- T:総合評価(5段階)
- A:状況判断能力(10段階)
- B:動作の正確性(10段階)
- C:動作の速さ(10段階)
- D:衝動抑止性(10段階)※冷静か、おっちょこちょいか
- E:神経質傾向(5段階)
- F:回帰性(5段階)※気性の変わりやすさ
- G:感情高揚性(5段階)※お調子者度
- H:攻撃性(5段階)※自己主張の強さ
- I:非協調性(5段階)
- J:自己顕示性(5段階)※自分をよく見せたがるか
- K:情緒安定性(25段階)
OD式安全性テスト
運動機能、健康・成熟度、性格特性、運転マナーの4つから適性を判断します。安全運転度の高さ、運転適性度の高さから、安全運転タイプ、重大事故タイプ、もらい事故タイプ、事故違反多発タイプの4つに分類されます。
初日の流れ3:先行学科(学科1「運転者の心得」)
先行学科(学科1)は、教習所に入校して最初に受ける教習です。この先行学科(学科1)を先に終わらせないと、これから行われる技能教習と学科教習を受ける事はできないと、法令で決まっています。そのため、どの教習所でも必ず最初に行われます。教習の内容は、「運転者の心得」です。交通社会人としてのモラルと責任、交通法令の遵守など、運転の際には知っておかなければならない常識について学びます。
初日の流れ4:最初の技能教習
先行学科(学科1)が終わると、いよいよ本格的な教習に移っていきます。だいたいの教習所では、初日から技能教習を1時限ほど行います。最初の技能教習は模擬運転といってトレーチャーというシミュレーターを使います。運転技術というよりは、自動車の操作方法について学ぶというのが主な目的になります。 また、教習所によっては初日から技能2限目を行なう場合もあります。いきなり実際の自動車に乗ることになるので緊張するかもしれませんが、教官がマンツーマンで付いてくれるので落ち着いて取り組んでください。
ステップ3:第一段階(普通車AT・2日目~6日目、MT・2日目~8日目)
教習は、第一段階と第二段階のふたつに分けて行われていきます。普通車ATの場合だと、第一段階では学科最短9時限、技能最短12時限となっていて、2日目~6日目をかけてこれを行うというのが一般的なスケジュールとなります。1時限は50分です。1日に行われる教習は、学科1~3時限、技能2時限(技能は法令で1日2時限までと決まっている)というのが一般的です。学科教習(9時限):交通法規や交通ルールといった、運転する上で必要な基本知識を学びます。第一段階の学科教習を全て終えると、「仮免前学科効果測定」というテストをします。全50問のテストで、45点以上で合格です。技能教習(AT最短12時限、MT最短15時限):教習所内のコースを使い、指導員の補助のもと基本的な運転技能と、安全確認を身に付けます。1日に2時限の教習が行われます。第一段階の技能教習を全て終えると、「みきわめ」というテストをします。みきわめは、第一段階の教習を全て終えて仮免前学科効果測定に合格していないと受けることはできないので注意してください。これで「みきわめ良好」という合格判定をもらえると次のステップである修了検定、仮免学科試験へ進むことができます。
ステップ4:仮免学科試験・修了検定(普通車AT・7日目、MT・9日目)
第一段階の技能教習、学科教習を全て終え、みきわめ良好の判定をもらった後は、仮免学科試験と修了検定を受けます。仮免学科試験は、第一段階の学科教習の最終試験です。試験は〇×式の2択になっており、50問中45問以上の正解が合格ラインとなります。修了検定は、第一段階の技能教習の最終試験です。減点方式になっていて、教習所内のコースをいかにミスなく運転できるかというものになります。100点満点中、70点以上で合格となります。修了検定、仮免学科試験の両方に合格すると仮運転免許証が交付されます。これは、第二段階の教習で一般道路を運転するために必要なものとなります。
ステップ5:第二段階(普通車AT・7日目~13日目、MT・10日目~15日目)
仮運転免許証の交付が終わると、第二段階の教習へと入ります。技能教習ではいよいよ一般道路での運転をします。時限数はATとMTどちらも学科16時限、技能19時限です。第一段階よりも多くの教習が行われますが、このころには入校から1週間以上経っているので合宿免許生活にも慣れていると思います。第一段階よりもスムーズに教習を進めることができるはずなので安心してください。
教習のスケジュールには、技能の危険予測の教習2時限と学科の危険予測のディスカッション1時限がまとめてセット教習3時限になる、学科の応急救護処置は3時限連続で行うといった決まりがあります。また技能には先行学科も2つあるので、指定の順番で教習を行わないといけませんが、このあたりは教習所でスケジュールを組んでくれているので、心配しなくて大丈夫です。
学科教習(16時限):交通道路での運転、様々な状況下でも安全に運転するための知識や、応急救護の方法についてなど第一段階よりも専門的な内容についての教習になります。
技能教習(19時限):一般道路や高速道路で様々な道路状況に応じた運転技術を身に付けるための教習です。また、教習所内のコースやシミュレーターを使って、急ブレーキなど危険な状況に対応できるようにします。
ステップ6:最終日の流れ・卒業検定(普通車AT・14日目、MT・16日目)
第二段階の教習を全て終えると、教習所での最後の試験、卒業検定を行います。試験内容は技能のみで、路上の検定コースで道路状況に応じた適切な運転を行えるかの試験となり、安全確認や歩行者保護、徐行運転などが重要な採点ポイントになります。合格点は100点満点中、70点以上です。当日のお昼12時ぐらいに合格発表があり、合格すると卒業証明書などが交付されます。帰りの交通費やその他必要書類の返却などがあり、15時ぐらいに駅までバスで送ってもらい解散というのが、よくある最終日の流れとなります。
合宿免許のスケジュールはこれで全て終わりですが、これで免許をもらえるわけではなく、この後に「本免許試験」を受けないといけません。最終日に交付される卒業証明書は、この時に必要になるのでなくさないよう大切に保管してください。卒業証明書の有効期限は1年間です。
ステップ7:卒業後の流れ・運転免許センターで本免許試験
合宿免許を卒業したあとは、運転免許センターで本試験(免許試験)となります。運転免許センターはどこでもいいわけではなく、住民票に記載されている住所で指定されています。本免許試験の内容は、適性検査と学科試験です。適性検査は、合宿免許初日のものと同様で、視力、色彩判別能力、聴力、運転能力の検査です。学科試験は、〇×式のテストで100点満点中、90点以上で合格となります。この本免許試験に合格することで、即日、免許証が交付されるという流れになります。
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