ラーメン食べ歩き×合宿免許　山形県編

更新日: 2023/08/15

山形県のラーメンについて

山形県は、人口に対するラーメン店の軒数が全国1位。また一世帯当たりの年間のラーメンへの支出金額も全国1位と、文字通りの「ラーメン県」。実際県内のラーメン屋に行ってみれば、家族連れのお客さんの多さを目の当たりにして、県民のラーメンに対する熱量の高さを肌で感じる事になる。地元の人々によると、大切な来客があった際には、中華そばの出前を取り、その美味しさをもてなす風習があるそうです。このような風習からも、ラーメンが山形県の人々にとって愛され、共有される特別な食の要素となっていることがうかがえます。そして山形のラーメンは、その多様性にも魅力があります。酒田ラーメン、米沢ラーメン、天童鳥中華、赤湯辛味噌ラーメン、新庄とりもつラーメン、山形冷やしラーメンなど、県内各地に個性的なご当地ラーメンが広がっています。また調査資料はないが、ラーメン店の自家製麺率の高さも全国屈指。麺の量は、丼一杯でお腹いっぱいになれるように、他県の2倍ほどあり、ご飯やサイドメニューを扱う店が少ないのも特徴かもしれない。

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そばの店ひらま【米沢駅】

住所:山形県米沢市大字浅川1314-16

0238-37-2083

元々は製麺所として創業し、市内の人気店にも麺を卸している米沢ラーメンの重鎮。最大の特徴は、ちりちりと強く縮れた細麺。麺量は多めですが、鶏ガラや煮干しでとったあっさりしたスープと一緒に、スルスルと軽やかに胃袋に収まっていきます。これぞ米沢ラーメンの王道のスタイル。
熊文【米沢駅】

山形県米沢市春日5-2-52

0238-24-3522

米沢と言えば名前が上がる人気店。こちらも「ひらま」同様に、軽く煮干し風味が効いたスープに、強い縮れが独特な食感を楽しませる細麺と、王道の米沢スタイル。「ひらま」と比べると、旨味が強めで油も多めのバランス。

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栄屋本店【山形駅】

山形県山形市本町2-3-21

023-623-0766

冷たいラーメンというと、冷やし中華を思い浮かべる人が多いですが、山形市ではたっぷりのスープも麺も冷たい“冷やしラーメン”のこと。その元祖がこちら「栄屋本店」。キリッと冷えた清涼感あるスープ、冷水でしめたムギュっとした太麺。冷しらーめんの雛形的な一杯。
栄屋分店【山形駅】

山形県山形市北山形2丁目2-54

023-643-8866

本店、分店、支店とある「栄屋」。ここ分店の推し麺は「冷しワンタンメン」。しっかりと冷やされたスープは、すっきり後味が良く、麺は張りがありながらも歯切れが軽快。冷製の雲呑も涼しげでよい。しっかりと作り込まれた冷しの元祖の名に恥じない完成度。
ケンチャンラーメン山形店【山形駅】

山形県山形市西田2-1-17

023-647-0086

酒田に本店があり、県内で絶大な人気を誇る「ケンちゃんラーメン」の支店。数ある支店の中でも注目度が高いのがここ山形店。煮干しの効いたジャンクな醤油スープに、強く縮れたボソボソ麺がこちらでも楽しめる。味の濃さ、油の量はお好みで。他の支店にはない「つけそば」にも注目。

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龍上海赤湯本店【赤湯駅】

山形県南陽市二色根6-18

0238-43-2952

昭和33年創業。辛味噌玉を溶かしながら食べる「赤湯からみそラーメン」。現在では県内のみならず、東北中心に各地で見られるスタイルだが、その元祖がこちら。もちもちの自家製麺は馴染みがよく、青海苔の香りのアクセントも心地良い。味噌で有名だけど、醤油味の中華そばも絶品です。

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水車生そば

山形県天童市鎌田本町1-3-26

023-653-2576

1861年に、出前を中心に創業したという老舗日本蕎麦店。ここで紹介するのは、お蕎麦の和出汁に中華麺を泳がせ、鶏肉、天かす、海苔などを添えた「鳥中華」。今から40年以上前に従業員の賄いメニューとして誕生日したものだが、現在ではこれを目当てに県外から訪れるお客も多い、同店の名物メニューとなった。
中華そば八千代【余目駅】

山形県東田川郡庄内町余目三人谷地1-2

0234-42-2166

昭和36年創業の余目の人気店。丼の底まで見える綺麗なヴィジュアル。ふくよかな魚介出汁の味わい。薄い色だが塩分濃度はしっかり。麺は柔らかいが、適度にもちっと感あり。地方の老舗店ならではの、親戚の家に遊びに来たようなのんびりした雰囲気も居心地がいい。
中華そば琴の【鶴岡駅】

山形県鶴岡市羽黒町黒瀬字黒瀬202

庄内のみならず山形県内を代表する名店、「琴平荘」の流れを汲む気鋭店で、2015年創業。庄内らしさを守りつつも、モダンな味作りで再構築した様な中華そばは、地元のうるさ方をも虜にしている。サイドメニューや限定メニューでも、若い店主ならではのセンスが光る。